
こんにちは。
転サポブログ編集長のユウです。
今回は「自分が本当にやりたい仕事」、適職を見つける方法をお伝えします。
仕事を選ぶ際に、自分がやりたいことや好きなこと、適職とは何なんだろうと考えた経験はありませんか?
ほとんどの人は長い間奮闘しますが、答えが出ずに違和感を抱えたままなんとなく選んだ仕事につくことが多いと思います。
その理由として、適職とはなにか?自分が本当に好きなことは何か?という問いの答えを導き出すための体系的な方法を知らないからです。
しかし、この記事を読めばその長年の疑問に終止符を打つことができ、ご自身で適職・天職を見つけることができると断言できます。
今回は「働く理由 99の名言に学ぶ仕事論 戸田智弘」という書籍を参考に、私自身の体験や経験を交えながら、適職を見つける方法を順序立てて説明します。
会社を辞めたいと思っている人、仕事が面白くないと感じている人、自分に合った仕事が何か分からない人に少しでも役にたてると幸いです。
それではさっそくいきましょう!
適職をみつける方法
先に記事の要点をまとめておきます。
適宜振り返りながら読み進めてみてください。
・適職とは「好き」で「相性がいい」仕事のこと
・好きとは以下の4つのことである
①自分の能力を仕事で活かせている
②自分の価値観に合っている仕事をしている
③自分の興味のある仕事をしている
④仕事の人間関係に満足している
・興味のあることを探すためには以下の内容をノートに書き出す
①実際に時間を投下している趣味や娯楽
②実際にやってはいないが興味があること・新しく始めたいことなど
・仕事にしてもよい「好き・興味」とは、「特技」の領域にあるもののことである
・自分の価値観を知るためには、14項目からなる労働価値に優先順位をつける
・相性のいい仕事とは、ストレスを感じない長く続けられそうな仕事のこと
・好きなことや興味があることがない場合、相性の良さそうな仕事を始めてみる
・「好きなこと」を仕事にするには覚悟が必要
結論

結論からお伝えすると、適職とは「好き」で「相性がいい」仕事のことです。
なぜそのような結論にたどり着いたのか、1つずつ要素を分解しながら解説します。
まずは「好き」というものの正体を解明するところからスタートしましょう。
「好き」って何?
まずは適職の構成要素の一つ「好き」とは何か考えていきます。
結論、以下の全ての状態に当てはまるとき、人は仕事を楽しい、または好きだと感じます。
- 自分の能力を仕事で活かせている
- 自分の価値観に合っている仕事をしている
- 自分の興味のある仕事をしている
- 仕事の人間関係に満足している
※注意点として、ここでは「好き」と「楽しい」という感情は非常に似ているため、を同じ意味として扱っています。
逆にいうと、この条件を満たしていない仕事が楽しくない仕事であり、苦痛な仕事です。
現在の仕事が、上記の4つに当てはまっているのになぜか違和感を感じている人は、価値観が明確に定まっていない可能性が高いです。
仕事上の自分の価値観のとはなにか知ろう
自分の価値観を知るためには、以下の14項目からなる労働価値に優先順位をつける必要があります。
労働価値とは要するに、「あなたが仕事で何を求めているのか」ということです。
- 能力の活用(自分の能力を発揮できる)
- 達成(良い結果が生まれたという実感を持てる)
- 美的追求(美しいものを生み出したいという願望)
- 愛他性(人の役に立ちたいという思い)
- 自律性(他の人からの命令や束縛を嫌い、自分の力だけで仕事をしたい)
- 創造性(新しいものやアイディアを生み出す)
- 経済的報酬(たくさんのお金を稼ぎ、高水準の生活を送る)
- ライフスタイル(ワークライフバランスが取れた生活を送れる)
- 身体的活動(身体を動かす機会が持てる)
- 社会的評価(社会的に仕事の成果を認めてもらえる)
- 冒険性、危険性(非日常で味わうワクワク、ハラハラするような体験がしたい)
- 社会的交流(たくさんの人と関わり合いながら仕事ができる)
- 環境(人間関係を含む仕事環境が心地よい)
いきなり順番をつけるのは大変なため、まずはざっくり「大事にしたいこと」「少しは大事にしたいこと」「どうでもいいこと」の3つのグループに分けることをおすすめします。3つのグループに分けることができたら、それぞれのグループの中で優先順位をつけます。
「大事にしたいこと」グループの上位3項目があなたが今大切にしたい価値観です。
まわりの人と一緒にやってみて、価値観の違いを比べてみるのも面白いと思います。
自分の興味のあることは何か?どれくらいのレベル感だと仕事にできるのか?
価値観が定まり、適職の構成要素の一つである「好き」の正体もわかりましたね。
次に、「3.自分の興味のある仕事をしている」の興味のあることとは何か?どれくらいのレベル感だと仕事にできるのか?をお伝えします。
興味のあることを探すためには、まずは今ご自身が「実際に時間を投下している趣味や娯楽」をノートに書き出して見てください。
それがご自身の自覚している興味のあることです。
次に「実際にやってはいないが興味があること、意識はしているわけではないが人から褒められること、新しく始めたいこと」をノートに書き出しましょう。それは今後好きになる可能性がある、興味の種です。
「興味のあること」のレベル分け
さらに①番で書き出した項目を「娯楽」「趣味」「特技」に分けをしましょう。
「娯楽」とは単なる息抜き、暇つぶしです。
「趣味」とは自分のお金や時間を使って比較的能動的に働きかけるものです。
「娯楽」と「趣味」の違いは、自分の成長を実感できることです。
そして他人に負けない(趣味として活動している人の中で10人に1人)レベルであると思うものが「特技」に振り分けられます。
「特技」の時点で希少価値が生まれ、好きなことでお金を稼ぐことができるようになります。
お金を稼ぐことができるのは、希少価値のある「特技」の領域だけです。
つまり、仕事にしてもよい「好き・興味」とは、「特技」の領域にあるもののことです。
「実際にやってはいないが興味があること、意識はしているわけではないが人から褒められること、新しく始めたいこと」においては、今後興味から好きになる可能性が高いため、ぜひ今後何らかの形でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「相性のいい仕事」とは何か
ここまで読み進めてきた皆さんは「好きこと」や「興味があること」とは何か、ある程度理解できたのではないでしょうか。
冒頭で触れた通り、適職とは「好き」で「相性がいい」仕事のことです。

結論、相性のいい仕事とは、ストレスを感じない長く続けられそうな仕事のことです。
異性に例えて説明します。
例えば好きな異性がいたとしてその方とお付き合いされていたとしても、金銭的な感覚や愛情表現など相性が合わなければ結婚までは考えられないと思います。「好き」だけだと一時的な恋人にしかなりえないのです。
しかし、「相性が合う」が加わるとどうでしょうか。その方とずっと一緒にいたいという愛に近い感情が生まれ、一段と結婚の可能性が高まります。
それが仕事にも当てはまるのです。
「好き」という感情と、「相性がいい」が掛け算されてこそ適職だと言えます。
「相性がいい」とは、無理せずにストレスを溜めること無く働くことができる、自分のスキルを活かすことができるなどストライクゾーンが「好き」よりも広いことが特徴です。
ぜひ自分にとって比較的ストレスを感じない相性の良い仕事とは何か考えてみましょう。
補足

好きなこと、興味があることがないときはどうしたらいいの?
自分に好きなこと、興味があることがない方は、まずは相性の良さそうな仕事を始めることが大切です。
そもそも好きなことは働いてみないことには見つかりません。働いてみると、嫌いだと思っていた仕事が好きになったり、好きだと思っていた仕事が実はそうでもなかったりします。
何も行動しないで好きな仕事を見つけようというのは無理に等しいことでしょう。
まずは「好き」よりも幅の広いできそうなことなどの「相性のよさそうな仕事」からはじめて、そこから気づきを得ながら、時には転職という軌道修正しながら人生を歩んでいけばよいのです。
悩んでいては何も始まりません。まずは飛び込む勇気をもちましょう。
そもそも好きなこと、やりたいことを仕事にするべきか
結論、するべきです。
しかし条件として、覚悟が必要です。その覚悟とは、苦労を引き受ける覚悟、長い時間がかかってもやり抜きたいという覚悟、成功のための努力をする覚悟です。
好きなことをするには他の面倒や苦労も引き受けることも必ず必要です。本当に好きなら苦労はいとわないでしょう。苦労が苦労ではないからです。
こうした覚悟を決めた人だけが「好きなことを仕事にする」という長い道のりのスタートラインに立てるのではないでしょうか。
まとめ

記事内容を簡潔にまとめました。
・適職とは「好き」で「相性がいい」仕事のこと
・好きとは以下の4つのことである
①自分の能力を仕事で活かせている
②自分の価値観に合っている仕事をしている
③自分の興味のある仕事をしている
④仕事の人間関係に満足している
・興味のあることを探すためには以下の内容をノートに書き出す
①実際に時間を投下している趣味や娯楽
②実際にやってはいないが興味があること・新しく始めたいことなど
・仕事にしてもよい「好き・興味」とは、「特技」の領域にあるもののことである
・自分の価値観を知るためには、14項目からなる労働価値に優先順位をつける
・相性のいい仕事とは、ストレスを感じない長く続けられそうな仕事のこと
・好きなことや興味があることがない場合、相性の良さそうな仕事を始めてみる
・「好きなこと」を仕事にするには覚悟が必要
いかがだったでしょうか。今回は適職を見つける方法を体系的に説明しました。
本記事を読み、適職を見つけ出すためのヒントを得たあなたなら、必ず自分自身に合った仕事を見つけ出すことができると思います。
あなたの人生が幸せになるように、心から応援しています。
参考:働く理由 99の名言に学ぶ仕事論。
著者:戸田智弘 出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン